双極性障害の私が起業した時のこと

起業

クローズで正社員として働き始めて2年ほど経った頃、世間はコロナで大騒ぎでした。当然、私が勤めていた会社も影響を受け、遂には倒産してしまいました。

勤めていた会社では、自主性を尊重している会社で自由に仕事をしてきたので、なんとなく流れで2020年6月に元同僚と会社を設立することになりました。

会社の利益は、初年度にしては、まずまずでした。元同僚は経理のみで、主に私が、営業、技術的な業務、保守サポート、見積や請求書の発行までおこなっていました。きつかったと言えばきつかったですが、それなりに楽しくやっていました。

しかし、会社設立から10ヵ月ほど経った頃でしょうか。以前の代表取締役が営業として加わることになりました。そのあたりから、全てがおかしくなり始めました。以前もらっていた手当は欲しいと、いきなり会社の粗利の目標値が3倍に代わり、元社長ということで私たちも意見が言えなかったのです。

そして、会社の軸となっていた事業から、儲かりそう(?)な怪しい事業を始めることになり、私には大きなストレスとなっていきました。このままでは、また、うつ状態か躁状態になってしまうのではないかという不安に襲われました。

その日を境に、会社の軸はブレブレになり、本軸の売り上げはなくなり、新事業も売り上げはなく、私は、方向性の違いを理由に会社を離れることにしました。

しかし、既存のお客様の保守サポートをできるスキルは、二人にはなく、結局、私がフリーランスとして継続してみることになりました。

今は、ストレスもなく、病状は安定していて、主治医からも薬を減らしていこうという話になりました。

しかし、前年ながら生活費は必要なので、今は再度、独立する準備をしています。病状を安定させるために自由にできる仕事をしてきた結果、今では「言われたことをただやる」ということが、逆に難しくなっていたのです。

双極性障害を抱えながら、働くことは非常に大変です。

今現在では、会社員と独立とどちらがいいのかはわかりません。性格的なものも、もちろん影響するでしょう。ただ、一つだけ共通して言えることは、日々のルーティンは崩してはいけないということです。

私の場合、服薬、軽い運動、瞑想、規則正しい生活です。

一時期、調子に乗って、ルーティンを止めた時は、お酒に逃げたり、日内変動に悩まされたりしました。

結局のところ、地道な訓練しか道はないのだと感じました。前述したように双極性障害を抱えながら働くのは、本当にキツイことです。

今回、会社を離れたことは、決して逃げではなく、病状を維持するための決断だと思っています。そして、また、新たな挑戦の始まりです。

双極性障害だと新しいことを始めることをためらいがちです。でも、失敗から得るものもたくさんあります。自身の病状を自己分析しながら、新しいことを始めるのは決して悪いことではないと今では思っています。

もしかしたら、条件が合えば、また就職するかもしれませんし、未来はわかりません。ただ、今できることをしていけば、道は開けると思います。

今、病状が重く働けなくても、地道に治療すれば、働けるようになるかもしれませんし、今、仕事がきつくて仕方なくても、日々のルーティンを続けていれば、私のように働き続けることができるかもしれません。

最後に、双極性障害は、精神ではなく、脳の病気です。脳の休養を意識して日々を過ごしていって欲しいと切実に思っています。

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